このたび、オーストラリアの語学学校インターナショナル・ハウス・シドニー(International House Sydney, IH Sydney)が、2024年12月9日をもって閉校し、それ以降の授業を提供しない旨が発表されました。
今後、同校は破産手続きに移行するものと考えられます。過去の語学学校倒産事例を踏まえた一般的な流れと対処方法をご案内いたします。
なお、授業の振替やキャンセルに関するお手続きについては、必ずご自身がご利用の留学エージェントへお問い合わせください。
1.学生ビザで留学されている方
オーストラリアの学生ビザを利用している場合、TPS(Tuition Protection Service)が適用され、他校への転校手続きが手配されます。
現時点で、TPSから以下のような案内が出ていますのでご確認ください:
https://www.education.gov.au/tps/closures/ih-sydney-training-services-pty-ltd
今後、TPS、International House Sydney、およびPKFメルボルンより各学生へ連絡が入ります。学生の皆様は、これらの連絡を確認し、ご自身の希望に沿った転校手続きを進めてください。
2.ワーキングホリデー・観光ビザで留学されている方
ワーキングホリデービザや観光ビザを利用している場合、TPSの対象外となります。そのため、TPSによる他校への転校手続きや学費の保証は受けられません。
また、返金手続きは今後の破産手続きの一部となるため、返金額が通常より減額されたり、返金されない可能性もあります。
3.渡航前の方
渡航前でも、学生ビザが既に発行されている場合はTPSの管理下に入ると考えられますので、TPSおよび関連機関の指示に従ってください。
それ以外の場合は、ご利用の留学エージェントによって対応が異なるため、手続きの進捗状況や契約内容(学費支払い状況、約款等)をご確認ください。
これから留学を検討される方へ
海外留学を計画する際には、学校倒産や経営破綻といった予測できないリスクについても十分に検討することが重要です。
学生ビザをお持ちの場合、政府主導のサービスにより転校が手配されるケースもありますが、手続きには時間がかかり、精神的・物理的負担は大きなものとなります。また、予定していた旅行や帰国時期の調整も必要になるでしょう。
学生ビザ以外での就学を検討している場合は、より一層の注意が必要です。一生に一回かもしれない大切な留学のチャンスを棒に振らないように慎重に検討してください。
留学安心信託の「留学信託サービス」
こうしたリスクを軽減し、皆様の留学生活を安心・安全にサポートするために考えられたのが、留学信託サービスです。
例えば、今回のような事態においても、当社は提携留学エージェントと協力し、留学生の学費や権利を守るためのサポートを迅速に提供しています。
これから留学を検討される皆様は、ぜひご利用の留学エージェントが「留学信託サービス」を導入しているかご確認ください。
留学安心信託株式会社は、皆様の大切な留学生活を信頼のサービスでお守りいたします。
なお、留学信託サービスは、留学生からのお申し込みではなく、留学エージェントからお申し込みをいただく必要があります。詳細は、ご利用の留学エージェントとご相談ください。
免責事項
本資料は、当社の事業概要についてお客様へ情報提供することを目的として作成されたものであり、信託引き受けに係る勧誘を意図するものではありません。